肥料を使わない・農薬を使わないということ


自然農園マユコベでは、化学肥料・化学農薬・有機農薬・動物性堆肥を使いません。

 

化学肥料と化学農薬

これらの資材(農業につかうもの)は、

地球とその上に暮らす私たち動物、植物に悪影響を及ぼします。

 

化学肥料

使用量のほとんどが植物に吸収されず、地表や地下をつたって外に流れ出します。

そうして土壌汚染、水質汚染が起こります。

河川湖沼の富栄養化や赤潮の原因の一つでもあります。

魚介類への被害、ひいてはそれを食べる人間にも被害が出ます。

 

化学農薬・除草剤

お米や野菜につく虫や菌、その土地の雑草などを殺すものです。

栽培前から栽培中、栽培後まで使われます。

 

通常、作物には存在する環境において生物の多様性が必要です。

作物の株元や周りに草があり、それをすみかとする様々な虫や動物がいる。

まるで小さな森のように。

 

木の下には落ち葉が重なり虫や動物がたくさんいて、いつも花や果実をつけます。

いや、庭の柿の木だって毎年たくさんの実をつけます。

そういった自然のサイクルを農薬は一瞬にして壊します。

自然につくはずだった実や野菜の葉はできず、

それを補うために化学改良された種や、化学肥料が必要になります。

 

日本には四季があります。

しかしいつでもどんな野菜でも同じサイズで、傷一つ無くきれいに。

暑いときに育ちにくい野菜、寒いときに育たない野菜もあるのに。

それを許さない風潮が農薬の大量使用につながりました。

また、従来の農薬が効かない抵抗性害虫が生まれ、

さらに強い農薬が必要になります。

 

有機農業

そんな化学製品を使わないでおこうと、出てきたのが有機農法。

動物性堆肥やネット・ビニール資材、有機農薬を使用します。

肥料や農薬を使う農業を慣行農業と呼びますが、

有機農業はそういった化学製品を使わずにいかに収穫量を慣行農業に匹敵させるかという考えがあるため、それらさえ使わなければほかは何を使っても良い、という風潮があります。

だから大量の家畜の動物糞(1,000㎡に数トン)や膨大な数の使い捨てビニール資材、また化学合成ではないにしろ特定の毒素などを抽出精製した有機農薬を使用します。

 

有機農業で使用する動物性堆肥

多用するとその作物の体内に大量の硝酸塩(硝酸態窒素)を作り出します。

それを食べた人間の体内では、その硝酸塩が強力な発がん性物質に変わります。

 

有機農薬

天然成分が主ですが、特定の成分や毒素を抽出したもの。

大量に撒くことで虫などを殺します。自然には存在し得ない精製度の高い毒素など。年々有機農薬と認められる農薬の数は増加し

化学合成されていないだけでほとんど中身は化学農薬と同じ、

というものもあるのです。

 

ビニール資材

これ自身は環境には直接影響しにくいものです。

しかしこれら資材を工場で作るときのエネルギーの消費量はすさまじいものです。

自分の田畑だけが有機農業で安全というのは、世界の自然環境を全く無視した考え方です。

以上のものを使わないものが無肥料無農薬栽培(=自然栽培)といえます。

自然栽培でも様々あり、エネルギーの消費量をもっと低くしようと、トラクターなどの機械を使わずに行う栽培もありますし、反対にビニール資材を使う場合もあります。しかし共通する考え方は、「人間を含む、動植物や地球環境に悪いものは使わないで、おいしいものをつくろう。また、それに近づいていこう」です。

 

昨今、肥料や農薬、家畜糞堆肥などの大量使用による野菜やお米の栄養価の激減や

味がなかったりおいしくない、

甘くても甘いだけというおいしさの単調化が顕著に表れています。

自然栽培はただ農業においてにとどまらず、

私たちを取り巻く環境を良くする一つと言えます。

 

そしてこれからは、

本当に体が求めているもので食べる楽しさを取り戻したいものです。

自然農園マユコベは少しだけですがそのお手伝いをさせていただいています。